最終更新日:2019年2月12日
このブログは、LINEを活用したAIソリューションを提供する、
LINE公式パートナーの株式会社サイシードが作成しています。
最新の事例や企業での活用方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

また、記事の最後で「実例でわかる!2018年度版『LINE公式アカウント』最新活用事例集」をプレゼント致しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
LINEと連携するAIチャットボットとは
チャットボットは、HPやチャットツール上で自動返信を行ってくれるツールです。
LINE上でも多く使われており、企業の公式アカウントなどでみなさんも一度は触ったことがあるのではないでしょうか?
こうしたサービスを導入する企業がここ数年で一気に増えた理由は、法人向けのLINEである「LINE公式アカウント」において、Messaging API(Application Programming Interface)を公開したことにあります。
端的にいえばソフトウェアの機能の一部を公開し、誰でもアレンジできるようにしたのです。
その結果、各ベンダーがLINEのトーク画面を入り口にして、自動返信のみならず様々な機能を持ったチャットボットを作れるようになりました。
LINEは日本国内でほぼ全ての年代が利用するチャットアプリです。
自社アプリやHP上でチャットを行うよりも、ユーザーが普段から使っているLINEの方が使われやすいケースは多いですよね。
LINEチャットボットの基本機能
LINEでのチャットボットを作るときは、「チャットボットシステムの会話インターフェースをLINEと連携する」という形をとります。

しかし、実用的な機能を盛り込みたい場合、自社で全て行うのは現実的ではないので、ベンダーを利用します。
LINEのチャットボットは、自動返信は勿論、こちらから話しかけることもできます。
また、LINE独自のUIとして、以下のようなメッセージを送ることができます。

- ボタン
- 確認
- カルーセル
- 画像カルーセル
画像、タイトル、テキストに加え、選択肢を提示できます。
商品サイズの選択や診断などに使えます。
テキストに対し2択の選択肢を提示します。
それぞれのボタンに対してアクションを設定できます。
複数の選択肢を横スクロールで表示できます。
上記のボタンのように画像やタイトルを設定できます。
画像を横スクロールで表示します。カルーセルよりも画像を強調したい際に使います。
LINEチャットボットの作り方
LINEチャットボットは、LINEが公開しているAPI群の中の、主にMessaging APIを使って作成します。
ただ、この記事は開発者の方々向けではないので、ご興味のある方はLINE公式の開発者向けサイト『LINE Developers』をご参照ください。

チャットボットベンダーについては、以下の記事で紹介していますので、よろしければご参照ください!
LINEチャットボットのメリット

まず、チャットボットそれ自体のメリットを簡単におさらいしてみましょう。
電話対応だと、どうしても企業側の都合で待ち時間・対応可能時間が発生します。
その点、チャットボットはユーザーを待たせず、電話より簡単に質問できるため、問い合わせのハードルを大きく下げてくれる存在です。
対応の代行だけでなく、おしゃべり機能やゲームができるBOTもあり、親しみやすいのも特徴です。
LINEのメリットは、企業のサイトやアプリを使わずに、普段使っているLINEで済む点です。
企業にとっても、問い合わせ対応だけでなくLINEのユーザーに対する商品案内などマーケティング目的の使い方は、電話ではできません。

LINEチャットボットの活用事例
実際に使われている主なLINEチャットボットを紹介します。
- ヤマト運輸:お届け時刻通知や再発送をLINEでできる
- りんな:LINEで女子高生と無料通話?!
- ライフネット生命:保険をよく知らない人に最適なプランを提示
- 渋谷区:子育て支援チャットボット
- 株式会社アンビション
- LINE公式アカウントの費用
- チャットボットベンダーの費用

ヤマト運輸のチャットボットは、
・お届け時刻の通知
・不在通知
・再発送の連絡
が主な機能です。
電話問い合わせやHPに行かないとわからなかったお届け時刻や、不在通知・再発送がLINE上で対応できることが話題になりました。
現在ヤマト運輸の公式アカウントの登録者数は1000万人以上!
日本人の10人に1人が使っています。
ヤマト運輸と同じくらい、いやそれ以上に話題になったのが、女子高校生チャットボットの「りんな」です。

Microsoft社が開発したチャットボットで、いわゆる「若者言葉」を多用したり、レスポンスのバラエティが豊富だったりなど、本当の女子高校生とLINEしているような感覚でチャットできます。
最近では文字認識だけでなく、マイクロソフトの最新AI技術を活用した歌声合成技術によって歌も歌うようになっています。
LINEのチャットボットに収まらない活動領域に、様々な業界から注目を集めています。
また、このりんなの技術を使ってローソンがイメージキャラクター「あきこちゃん」を使ったチャットボットを提供しています。
店舗情報やクーポンだけでなく、天気予報やゲームなど、多彩な機能が搭載されています。
これらの機能も公式サイトなどでなく、LINEチャットボットならでは。
LINEの手軽さを大きく活用した事例です。
保険会社もチャットボットの導入には早くから着手していました。
その中でも成功事例として有名なのは生命保険の大手ライフネット生命です。
保険加入を考えていない若年層に向けたアプローチの場として、LINEを有効活用している事例です。

通常の顧客対応だけでなく、これから保険加入を考える人に、チャットで最適なプランを提案してくれます。
渋谷区では、子育て支援としてLINEでのチャットボットを開始しました。
事前のアンケートで入力した子どもの情報や地域によって、それぞれ適した情報を配信しています。
また、昨年からは渋谷区のゴミ分別もBOTで対応できるようになっています。

弊社作成の活用事例としては、入居者対応や、仲介業者向けに物件確認のチャットボットを提供しています。
入居者対応Botは、「水が漏れた」「鍵を忘れて家に入れない」という入居者からの問い合わせにBOTが回答してくれます。
迅速性を求められる問い合わせの場合、電話して待たされるよりすぐに回答を得たいというニーズが強いからです。
また、「暗証番号忘れた」のユーザーごとに答えが異なる質問でも、ユーザーのデータベースとCRM連携することで、ユーザー毎に回答の出し分けを行っています。
物件確認Botは仲介業者向けに、自社が管理している物件の空き状況を教えています。
一般に、仲介業者は入居希望社に物件を紹介する際に、管理している会社に1軒1軒空き状況を確認しています。
しかし繁忙期になるとその電話の数が多くなり管理会社の負担になるだけでなく、電話が繋がらないことで仲介業者が他の物件を案内してしまう問題を解決しました。
LINE連携チャットボット開発にかかるチャットボットサービスと費用
LINEチャットボットを作るには、LINEに支払うアカウント費用とチャットボットベンダーに支払う開発・運用費が必要です。
以前は法人向けのLINEアカウントは5種類ありましたが、現在は『LINE公式アカウント』に一本化されています。
月額固定費+追加メッセージ従量料金が利用料金となります。
事業化しているサービスであれば、基本的にはスタンダードプランになると想定しておいてくささい。
LINE公式アカウントの料金・詳しいサービスについては以下の記事をご参照ください。
シナリオ型チャットボットは初期費用が10万円、月々3万円程度。
AIが搭載されていると初期費用100〜300万円、月々20〜50万円程度のところが多いです。
また、大手企業では人件費+利益がかさむため、同じ機能でも見積もりが高額になる場合が多いです。
あくまでざっくりとした相場ですので、ご検討の際は複数社比較することをお勧めします。
LINEチャットボットのまとめ
LINEチャットボットは、使ってもらいやすく様々な機能をつけることが出来ますが、
一方で、それなりの投資になることも事実です。
実際に開発を行う際には、「どんな効果を期待するのか?」「費用対効果が合うのか?」をしっかり固めることをオススメします。
弊社でも相談ベースで疑問にお答えしているので、とりあえず「こういうことをやってみたいけど可能か?」というアイデアがあれば、是非一度ご相談ください。

時代の波に取り残されないように、ここ1ヶ月キャッシュレス生活に挑んで来ました。
財布を小銭入れのないタイプに変えて、日常生活はなるべくLINE PayとSuicaで決済。
どうしても現金が必要な場合はお札のみを持ち歩いて、小銭は募金箱に入れるようにしています。
その結果、純粋にお金がもったいないことに気づいたので、財布を戻しました汗
早くランチでもLINE Payが使えるように、LINE Payの営業にはがんばってもらいたいですね。