コロナワクチン

練馬区モデルを鵜呑みにできない2つの落とし穴とは?

最終更新日:2021年2月28日

この記事は、音声認識システムやLINEミニアプリなどの先端システムを使って、『お問い合わせ革命』を実現する株式会社サイシードが作成しています。

代表 中村
サイシード代表の中村です。
今回は練馬区モデルについてまとめました。私は練馬区出身なので、練馬区モデルが発表された際には「よくぞリーダーシップを発揮してくれた!」と心が踊りました。
ただ、練馬区モデルのメリットばかりが独り歩きしていて、それが成立する”前提条件”を多くの自治体で見落としていることがわかってきたので、急ぎ今回の記事をまとめました。
非常に重要なので、ぜひしっかりご一読ください。

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また、弊社サイシードが提供する予約管理システムに関する情報は全てこちらのページにまとめているので、合わせてご確認ください。

練馬区モデルの主なメリット

練馬区は、「早くて近くて安心です」というコンセプトを掲げて、
という個別接種で中心に位置づけることで、下記のようなメリットを得られると発表しました。
・6週間で、人口の65%が2回接種を完了できる
・通い慣れたかかりつけ医で接種できる

一方でシステムや運営面を細かく突き詰めると、2つの大きな落とし穴とそれに伴うデメリットがあるにも関わらず、一部の自治体およびアウトソーサーでしっかり検討されていない実情が判明したため、こちらの記事で補足させていただきます。
※当記事の内容をyoutubeで説明しています。映像の方がわかりやすいという方は、下記をご覧ください。

練馬区モデルを鵜呑みにできない2つの落とし穴とは?記事説明動画

練馬区モデルの落とし穴1:そのままではリアルタイムな接種実績の把握ができない

【2/28(日)追記】
落とし穴だと思われていた、紫ルートと緑ルートは併用可能だと明言されたので、こちらの落とし穴は回避可能になりました。
合わせて記事の内容を削除しております。

練馬区モデルの落とし穴2:個別接種会場のワクチン在庫管理が煩雑になる

練馬区モデルでは、基本型接種施設(ディープフリーザーが設置してある集団接種会場)から、ディープフリーザがない個別接種会場および集団接種会場にワクチンを配送することになっています。
V-SYSの説明書を見ると、ワクチン(及び医療機器)の分配数量は、次の流れで決まります。(下図左の理想的なフロー)

ワクチン分配量確定までの理想的なフロー(左)と現実的なフロー(右)

1,各接種会場がV-SYSに一般型接種施設(サテライト型施設)として登録し、ワクチンを譲渡してもらう基本型接種施設を選択
2,V-SYSでワクチン希望量を登録
3,V-SYS上で各施設に分配されるワクチン量を確認

ただし、現実的に全ての個別接種会場がV-SYSのIDを発行して、わかりやすくはないシステム画面で操作することは考えにくく、
結局、基本型接種施設と個別接種会場は電話等アナログな方法でやり取りすることになります。(上図右の現実的なフロー)

1つの基本型接種施設あたり50の個別接種会場を抱えるとすると、希望量のヒアリングと分配量の連絡、それを週2回50施設とやり取りするわけですから、それだけで2人程度の人員を張り付けにする必要があります。

【2/16(火)追記】
2/15に発行された、V-SYS操作マニュアル医療機関用で「自院が連携型接種施設/サテライト型施設(他の医療機関からワクチンの譲渡を受ける施設)の場合、納入希望量を入力することはできません。手順 3-3 に進んでください。」と明記してあるので、右側のフローしか存在しないことが確定になりました。

練馬区モデルを採用する際のまとめ

練馬区モデルを採用し、個別接種会場中心で運営していくことはメリットもある一方で、運営上の大きなデメリットもあります。
練馬区のように新型コロナワクチン接種の専門の部署を開設し、潤沢な職員数と優秀なアウトソーサーを利用できる前提であれば非常に有効な取り組みです。

1/14のテレビ東京WBSで放送された練馬区の住民接種担当課

一方で、「十分な職員数が確保できない」もしくは「優秀なアウトソーサーを利用していない」場合は、個別接種会場を中心とした練馬区モデルを成立させることは難しいでしょう。

代表 中村
課題1に関しては、政府の接種記録システムで対応可能になりました。課題2については解決策が固まり次第お伝えします。

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(参考資料)
別添:新型コロナウイルスワクチン接種体制【練馬区モデル】
第2回新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に関する自治体向け説明会資料
新型コロナワクチンの接種支援に関するワクチン接種記録システムの検討

『コロナワクチン接種予約管理システム』に求められる仕様一覧

ワクチン接種予約管理システムでは、迅速かつ安全に接種を進めていくために、細かい多くの要件が必要です。自治体独自で考慮し切るのは難しいと思うので、ぜひ弊社の予約管理システムの仕様書を参考にしてみてください!