LINE Checkoutとは?その機能と導入事例を徹底解説!

最終更新日:2022年7月4日
皆さんはLINE Check out機能を知っていますか?
LINE Check outとは、一度登録した情報が保存され、以降の情報入力を省略できるサービスです。例えば、インターネットショッピングでの個人情報入力が一度で済むようにできます。購入のたびに同じ情報を入力するのは面倒ですが、入力が一度で済むと便利ですよね。顧客にとって、決済フローの手間を省けることは購買意欲の向上に繋がります。
他にもLINE Check out導入のメリットは多くあり、今回の記事の中で事例を挙げながら紹介しています!LINE Check outのメリット、導入事例、利用方法について、ぜひ参考にしてみてください!
この記事の目次
LINE Checkoutとは?
LINE Checkoutとは、LINE Payオンライン加盟店向けの新サービスです。
ECサイトにAmazon Payのような決済方法を追加することが可能になり、利用ユーザーは個人情報を都度入力する手間を省くことができます。
2018年にLINE株式会社が開催した「LINE CONFERENCE2018」では一度登録した配送先やカード情報が保存され、以降の情報入力を省略することのできる「LINE Pay for ID決済」サービス構想が発表されました。LINE Checkoutはこれを引き継ぐ形で正式にサービス開始されたものにあたります。
本記事ではLINE Checkoutの導入メリットや導入方法、その活用事例について解説していきます。
LINE Checkoutの導入メリット
LINE Checkoutを導入することで、店舗側・店舗利用ユーザー側、双方にメリットが生じます。
LINE Checkoutの店舗利用ユーザー側のメリット
LINE Checkoutを導入すると、インターネットショップ利用ユーザーは個人情報入力の手間を丸ごと省くことができます。
LINE Checkoutは顧客のLINE Profile+情報を参照することによって個人情報の入力を省略します。ユーザーはLINE Profile+へ1度だけ個人情報を入力するだけでサービス利用ができるため、より手軽なインターネットショップの利用が可能になります。
LINEアプリ内では、ユーザーが任意でご自身のプロフィール情報を入力し、提携サービスで簡単に利用できる「LINE Profile+」機能を提供しております。「ホーム」タブから、プロフィール設定画面内で入力・管理できます。
LINE株式会社
従来のインターネットショップでは店舗ごとに個人情報(氏名・住所・クレジットカードなど)を都度入力する必要がありましたが、LINE Checkoutによってユーザーのショップ登録から商品決済、商品発送までのフローをワンストップで提供できるようになりました。

LINE Checkoutの店舗側のメリット
LINE Checkoutを導入した店舗では、オンライン決済方法にLINE Payを導入することができます。LINE Payは口座からのチャージやATM・店頭チャージが可能な決済アプリです。これまでオンラインショップの利用が困難だった未成年の方や、購入後の支払いが手間で購入を諦めていた方などの新規会員を見込むことができます。
また、LINE CheckoutとLINE公式アカウントを組み合わせて活用することで、一度サービス利用したユーザーの再購入を促進することもできます。顧客との1対1コミュニケーションを積極的に行い、リピーターの増加を狙っていきましょう。

LINE Pay Online決済との違い

従来実装されていたLINE Pay Online決済と異なる点は、Profile+機能との連携ができるかどうかのみです。その他の基本的機能には相違点がありません。
LINE Profile +は、LINEのユーザー情報統合型サービスです。
ユーザーが端末を通してLINE Profile+に登録した情報(名前・性別・住所)などをプロバイダーが提供するサービス・ウェブアプリで取得することができます。LINE Checkoutはこの機能をオンライン決済に適用させることで実現しました。
LINE Checkoutの利用方法
LINE Checkoutの利用には、以下の工程が必要です。
- LINE Pay 加盟店の申請
- 開発
LINE Pay 加盟店の申請をする
- 加盟店お申込み、および書類の提出
LINE Pay 公式サイトから、加盟店申請を行って必要書類を提出します。必要書類は事業内容によって異なります。 - 加盟店審査
事業内容・提出書類をもとに審査を行います。審査結果によってはLINE Payの導入が出来ない場合もあります。 - 審査完了
後日ステッカー類の入った「スターターキット」が配送されます。
オンライン決済、外部決済サービスを利用する場合はシステム連動の開発が必要です。
LINE Pay APIを利用した接続環境の開発を行う
LINE Pay API を参照して接続開発を行います。
基本的にはスクラッチ開発が推奨されていて、開発自体はLINE Pay 加盟店の審査完了前でも可能です。
上記完了後、LINE株式会社による審査が完了次第LINE Checkoutを導入することができます。
LINE Pay APIはオープンソースなので誰でも接続環境の開発が可能ですが、実際に開発を行おうとすると複雑な機能体系やマーケティング知識が必要になるため、導入までのリードタイムが長くなります。
弊社はLINEテクノロジーパートナーであり、LINEミニアプリの開発実績も豊富です。 LINE Checkoutの導入・LINE Pay APIを利用した接続環境の開発については、ぜひ弊社にご相談ください。
LINE Checkoutの導入事例を紹介
2019年7月からサービス提供開始されたLINE Checkoutの導入事例をご紹介します。
マイケル・コース
マイケル・コースは、創造性と高いファッション性を備えた、あらゆるシーンで活躍する都会的でスポーティーなコレクションを展開するライフスタイル・ブランドです。ラグジュアリーな“Jet Set Life”をテーマに、知的で洗練された美しさと着心地の良さでワンランク上の日常を演出します。

マイケル・コースでは、商品決済方法のひとつとしてLINE Checkoutを導入しています。インターネットショップ利用に必要な会員登録・個人情報の入力の手間を省くことによって顧客の購買意欲を高める結果になりました。
ピスポ
ピスポは株式会社Bespoが運営する飲食店の『集客』を解決するサービスです。
LINE公式アカウント(@bespo)上で希望の条件や予約日時、ジャンルなどを飲食店にリクエストし、予約希望日時に空席を持っている飲食店にのみ通知。即時に飲食店とユーザーをマッチングします。
ユーザーは検索では見つけることができない自分好みの飲食店を発見することができ、飲食店は効率的に顧客の集客ができます。

ピスポでは、LINE Checkoutの導入によってサービスの利便性を向上させました。従来、店舗によって異なるものだった顧客情報入力方式をLINE Checkoutによって統一させ、飲食店とユーザーのマッチングに役立てています。
これによって予約から決済がスムーズになり、ユーザー体験の向上と運営コスト削減につながりました。

まとめ
LINE Checkoutを導入することで、インターネットショップの様々な業務改善を見込むことができます。
- 顧客決済フローの手間を省くことで、購買意欲を高める
- LINE Payを決済方法のひとつとして取り入れることで、新規顧客の獲得が可能になる
- LINE公式アカウントと連携することで更なる業務改善が可能になる
弊社サイシードでは、新規事業開発・業務効率化のDXコンサルティングサービスとミニアプリやAIを使った先端システムの開発を、一気通貫で提供しております。
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