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『LINE Notify』の最新導入事例から効果的な使い方まで、網羅的に解説します!

『LINE Notify』の最新導入事例から効果的な使い方まで、網羅的に解説します!

最終更新日:2022年6月27日

LINEnotifyは、外部webサービスやアプリからの通知をLINEアカウント上のメッセージを通じてユーザーに配信できるサービスです。ユーザーが設定した情報だけを定期/不定期にプッシュ通知できるため、企業に注目され始めています。
また、LINEnotifyは「通知を届ける」シンプルな機能体系なので、特にプッシュ通知系のサービスに有効です。
今回はLINEの少しマニアックな機能である『LINE Notify』の導入事例や使い方についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

また、記事の最後では「『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」をプレゼントいたしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

この記事では、LINE公式アカウントのサービスのひとつ、『LINE Notify』に焦点をあててご紹介しています。LINE公式アカウント自体の機能に興味がある方は、こちらの記事をご覧ください!

この記事の目次

LINE Notifyとは?

「LINE Notify」は、APIにより連携することで、外部Webサービスやアプリケーションなどからの通知をLINEアカウントのメッセージを通じてユーザーに配信できるサービスです。
個別に開発をすることなく、天気情報や特定の言葉を含んだメールの受信など様々なサービスの通知をLINE上で受け取ることが可能になります。非常にシンプルな機能ですが、ユーザーが設定した情報だけを定期/不定期にプッシュ通知できるため、企業にとっても使い勝手がいい仕様になっています。またユーザーにとっては、様々な外部サービスと連携でき、それらの通知をLINE上で一括管理できるというメリットがあります。

LINE Notifyの導入事例

これまで、LINE Notifyは天気情報の定期通知やGmailの受信通知など、「日常生活をちょっと便利にする」機能として知られていました。しかし、最近は企業からも注目され始めています。
例えば、下記のような導入事例があります。

  • 東京ブルトレード
参照:https://tokyobull.trade/

東京ブルトレードは、LINE公式アカウント上でIRをリアルタイム通知してくれるサービスを提供しています。連日大量に発表されるIRの中から、好材料や自分が登録した銘柄の適時開示情報等、投資家向けの重要な発表だけをLINEに即時通知してくれます。リアルタイムな情報を即座に入手する必要がある株式運用と、情報を即時通知できるLINE Notifyの機能は非常に相性がいいといえます。

LINE Notifyの使い方

LINE NotifyはGithubやIFTTTなど連携サービスと連携させて利用する方法と、アクセストークンを発行してプログラムやコマンドからAPIを操作して利用する方法の2通りあります。ご自身のお好みに合わせて利用してみてくださいね。

アクセストークンを発行する

こちらは、IT業界の方やエンジニアの方など、日頃からITに慣れている方向けの方法になります。

LINEのマイページでNotifyを登録する

LINE Notifyを使うには、LINE Notifyのホームページからログインする必要があります。こちら(https://notify-bot.line.me/ja/)からLINEログイン後、マイページから「アクセストークンを発行」をクリックします。同時に、通知を送信するトークルームを設定してください。

「トークン名」とは、メッセージの先頭に必ず付属する文字です。短めに設定することをお勧めします。

設定したトークルームに「LINE Notify」を招待する

LINE Notifyを通知送信先として設定したトークルームに招待します。これで、APIを利用する準備が整いました。

メッセージを送信する

次に、以下のコマンドを実行します。「ACCESS_TOKEN」の部分は、先ほど発行したアクセストークンに置き換えてください。

『ST -H 'Authorization: Bearer ACCESS_TOKEN' -F "message=test" https://notify-api.line.me/api/notify

webサービスと連携させる

こちらは、ITに不慣れな方でも簡単に活用できる、LINE Notifyと外部サービスを連携させる方法です。現在、LINE Notifyと連携できる外部サービスは以下の3つです。それぞれ、LINE Notifyの公式アカウント上などから簡単に連携させることが出来ます。これらのアカウント自体を所持していない場合は、新規登録から始める必要があるので多少時間がかかることを留意してください。

  • GIT Hub(ギットハブ)

GitHubとは、ソフトウェア開発プロジェクトのためのソースコード管理サービスです。公開されているソースコードの閲覧や簡単なバグ管理機能、SNSの機能を備えており、開発者にとって無くてはならないサービスです。

  • IFTTT(イフト)

IFTTTは、異なるソーシャルメディアやプラットフォームを連携させるWebサービスです。Instagram(インスタグラム)やGoogleドライブ、Evernoteといったプラットフォームの仲介役をしてくれます。

  • Mackerel(マカレル)

「Mackerel」は、サーバーにおける各種ハードウェアやアプリケーションソフトウェアの性能をリアルタイムに監視することができるSaaS型サーバー監視サービスです。

my Things との連携サービスは2019年1月末で終了しています。

step 1

初めに、LINE Notifyの初期設定を行います。LINE Notifyの初期設定を行うと、自動でLINE公式アカウントが友だちに追加されます。追加後、自分が必要なサービスを選択し連携できるようになります。

step2

リンクを踏むと、サービス選択の画面が開きます。この画面で、LINE上に通知を送ってほしいアクションを任意で設定できます。また、LINEに通知させることができる「レシピ」(LINE上に通知を送ってほしいアクションの設定)と呼ばれるコンテンツも表示されています。自分でレシピを作成する手間が省けるので、ここから選択していく方法もお勧めです。

LINE Notifyの料金と制限について

現在、LINE Notifyの利用料金は無料となっています。しかし、利用時には「1人のユーザーにつき、1時間に通知できる回数は1000回まで」という制限があるので注意しましょう。また、広告や販売促進などの目的での利用も禁止されています。

まとめ

いかがでしたか?今回は、あまり知られていないものの意外と便利なLINE Notifyについてご紹介しました。ユーザーの必要な情報だけを届けることが出来るため、プッシュ通知系のサービスならLINE Notifyで十分対応することが出来るでしょう。

とはいえ、今のところLINE Notifyは「通知を届ける」だけの極めてシンプルな機能体系です。そのため、自社サービスの広告配信なども兼ねて利用したいと考えている場合は利用できないので、より自由度が高いLINE公式アカウントの活用をおすすめします。

もちろん、その場合は弊社でも対応可能ですので、お気軽にご相談ください!

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