LINE公式アカウントと無料で通話可能に!LINEコールの料金や機能を徹底解説

最終更新日:2022年6月14日
LINE公式アカウントの新規開設数は大幅に増加しているそうです。そんな中LINEは企業と顧客との溝をさらに縮めるサービスであるLINEコールをリリースしました。
今回の記事では、そんなLINEコールの導入メリットや利用方法、料金、活用事例などについて解説していきます。
また、記事の最後では「『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」をプレゼントいたしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
この記事の目次
LINEコールとは?
LINEコールとは、2020年7月3日からLINE公式アカウントに追加された新機能です。ユーザーとLINE公式アカウントとの無料通話ができるサービスで、チャットだけでは対応できない内容を口頭で補足したり、急ぎの用件を通話で伝えたりすることができます。
LINEコールでビデオ通話はできる?
LINEコールはビデオ通話にも対応しています。
業種によっては担当者の顔が見えると顧客の安心・信頼度が高まりますし、オンライン相談会などもLINE公式アカウント上で行えるようになりました。
従来ならZoomやSlackなどの外部ツールを頼るほかなかった事業者の方が多かったはずですから、とても便利な新機能のリリースだと言えます。
LINE to Callとの違いは?

LINE to Callとは、2019年春まで提供されていたLINEカスタマーコネクトの拡張機能のことを指します。(現在はLINE公式アカウントに統合されています。)以前の法人向けLINEアカウントにLINE to Callを導入することで、法人と顧客とのLINE通話ができるようになるサービスでした。
LINE to Callを導入して顧客とのオンライン通話を行うにはLINE Call APIを利用した開発が必要不可欠で、かなりの金額の導入費用を支払う必要がありました。
LINEコールは顧客との通話をするのに余計な開発を必要としません。
LINE公式アカウントの標準機能として通話機能(LINEコール)が提供されたので、SMB領域の法人や個人事業主の方も気軽に顧客との通話ができます。
LINEコールを導入するメリット
国内利用者数が8,000万人を越すメッセージアプリLINEの新機能、LINEコールは事業者に様々なメリットを生み出す可能性があります。
LINEコールのメリット1. ユーザーとの綿密なやり取りが可能になる
LINE公式アカウントのプロフィール画面に通話ボタンを表示させることで、ユーザーがいつでも通話できるようになります。
これまでLINE公式アカウントを利用して顧客と電話をするには、LINE to Callを導入する必要があり、導入費がネックとなっていました。LINE to Callの導入にはテクノロジーパートナーによる製品とそれに合わせた実装が必要で、高額な予算が掛かります。
以上の状況がLINEコールのリリースによって改善され、予算の少ないSMB領域の事業者や個人が気軽に顧客と通話することができるようになります。
LINEコールのメリット2. 応答できない時間を設定可能
営業時間外の通話や忙しくて対応できない時など、通話を受け付けない時間を個別に設定することができます。
また、必要なタイミングだけ通話できるように設定することも可能です。
ユーザイーに対してLINE公式アカウントから通話用リンクを送信し、ユーザーがタップすることで電話・ビデオ通話ができます。
例:ユーザーからの問い合わせがLINEチャットで解決しない時だけ利用する

LINEコールのメリット3. 店舗問い合わせ用の固定電話の代替品になる
固定電話の利用用途が限られている店舗の場合、LINEコールを代わりに利用することで固定回線の代金を削減することもできます。
例えば飲食店の場合、これまで電話番号を記載していた箇所にLINE公式アカウントの友達追加コードを設置することでLINEコールを固定回線の代わりに使うことができるだけでなく、新たな友だち追加の導線にもなります。
LINEコールを積極的に利用することで、今まで以上にLINE公式アカウントの導入効果が高まることも見込むことができます。
LINEコールのメリット4. 今まで以上に顧客との距離が縮まる
LINE公式アカウントを利用したチャットでは説明しきれなかったことはLINEコールを利用することでより円滑に説明することができるようになります。
また、無機質なメッセージでのやり取りではなくLINEコールによる音声通話を活用することで、今まで以上に顧客との距離も縮まります。チャットでは相談できなかったような内容のお問い合わせも可能になります。

LINEコールの使い方と設定方法は?

LINEコールを利用するためには、LINE公式アカウントの所有者がいくつかの項目を設定する必要があります。
ここではLINEコール機能を有効にするための設定方法について紹介します。
現在、「LINEコール」での通話はLINE公式アカウントの「管理アプリ」のみ対応しています。表示や通知の設定はWeb版管理画面からも行えますが、ユーザーと通話を行う際は、LINE公式アカウントの「管理アプリ」をご利用ください。
引用:LINE株式会社
LINEコールを有効にする
ユーザーから通話を受けるためにはLINE公式アカウントの設定を行う必要があります。次の手順でLINE公式アカウントのWeb版管理画面か、管理アプリから操作してください。
WEB版管理画面から設定する場合

- 画面上部にある「チャット」をクリック
- 左側のメニューバーにある歯車マークをクリックして「チャット設定」を開き、「電話タブ」をクリックする
- 基礎設定画面で音声通話・ビデオ通話をオンにする
※ビデオ通話をONにした場合でも通話時にビデオを利用するかどうか選択可能です。
管理アプリから設定する場合

- 画面下部のチャットタブをタップし、右上の歯車マークをタップして設定画面を開く
- チャット設定機能から「電話」の項目をタップする
- 電話の設定画面より、「音声通話」をオンにする(デフォルトでオフになっています。)
- 必要に応じて「ビデオ通話」をオンにする
※ビデオ通話をONにした場合でも通話時にビデオを利用するかどうか選択可能です。

LINEコールの利用対象と料金プラン
LINEコールの利用対象
LINEコールはLINE公式アカウントの全てのアカウントタイプで利用可能です。
- プレミアムアカウント
- 認証済みアカウント
- 未認証アカウント
LINE公式アカウントの詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
LINEコールの利用料金
LINEコールはLINE公式アカウントに追加される形でリリースされたサービスなので、利用に追加料金は掛かりません。
これまで通り、LINE公式アカウントのプランに応じた月額費用を支払うだけで活用することができます。
LINEコールの活用事例
具体的な活用事例が掲載され次第更新させていただきます。
なお、下記のフォームではLINE公式アカウントを活用した最新事例集をダウンロードいただけますので、ぜひお役立てください!

LINE公式アカウントは、もはやメッセージ配信ツールに留まらず、アプリ開発プラットフォームに進化しています。
ユーザーにダウンロードされない自社アプリよりも、LINEアカウント上でアプリ開発を行う企業が増えているので、その事例をぜひ参考にしてみてください。
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