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LINE公式アカウントで友だちを獲得する10の方法

最終更新日:2022年6月13日

LINEは今や日本国民の80%が利用しているとも言われているSNSです。
この割合からも分かるように、LINE内で友だちの数が増えるとビジネス拡大・サービスの認知に繋がることは自明ですよね。

そこで、今回は効率的な友だちの増やし方の具体的な方法をご紹介していきます!
また、記事の最後では「『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」をプレゼントいたしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

この記事の目次

LINE公式アカウントの「友だち」とは?

そもそも「友だち」とはどのようなものなのか、というところからご説明していきます。

LINEでは相互に連絡を取り合うためには相手のアカウントを追加する必要があります。この追加ボタンを押すと相手は自分の「友だち」となります。

公式アカウントの場合は登録してくれたユーザーを「友だち」と呼び、公式アカウントを通してユーザーにプッシュ通知やメッセージを送ることが可能になります。

企業側からユーザーへアプローチが出来る点はメルマガと同様ですが、最近はメールよりもLINEの方が手軽に感じる人が多く、メッセージの開封率がメルマガよりも圧倒的に高いため「友だち」の数を増やしていくことが重要です。

「友だち」を増やすメリット

「友だち」を増やすと得られるメリットを2つご紹介します。

ユーザーのリピーター化

1つ目はユーザーをリピーター化しやすくなることです。

LINE公式アカウントではユーザーが友だち登録を行った際に基本情報が送信されるため、性別や地域といった属性別に異なるメッセージを配信することが可能になります。

これにより自分に合った情報が届きやすくなるため、メール等の他媒体に比べてユーザーとの距離が近くなり、リピーターになりやすくなります。

情報の拡散力アップ

友だちの数が増加すると、タイムライン等で情報を拡散してくれるユーザーの数が増えることになります。
クーポンやキャンペーンを打ち出すと友だちを介して更に多くの参加が見込めるようになり、結果的に売り上げの増加にも繋がることになります。

チャネルごとに「友だち」を増やす方法

続いて実際に友だちを増やすためにどんな流入チャネルがあるのか、オフラインとオンラインに分けて詳しくご紹介していきます。

オフラインからの誘導

まず始めにリアルで友だち登録へ誘導する方法をご紹介します。

【店頭POP・スタッフからの声掛け】

1つ目はLINE公式アカウントのIDや「友だち追加用QRコード」を印刷した店頭POPを掲示したり、店舗スタッフが来店したユーザーに直接声をかけて登録を促す方法です。スタッフの努力によって増やすという地道な方法ではありますが、確実に友だち数を増やすことができると言えます。
また費用もPOPの制作費程度しかかからないため、ほとんど無料であると言えます。

【チラシ・商品パッケージでの訴求】

2つ目はLINE公式アカウントのQRコードが印刷された商品パッケージやチラシを作成する方法です。こちらは商品と一緒に袋の中にチラシを入れたりすることで先程よりも多くの人に配布することが可能になります。

登録するとLINEポイント配布・LINEマイレージで限定商品が当たるなどのインセンティブを設定した友だち追加キャンペーン等と連動させるとより効果を高めることができます。
こちらもあまり費用がかからない施策です。

オンラインからの誘導

続いてオンラインからの誘導のご紹介です。Web上で友だち登録へ誘導する方法をご紹介していきます。

【オウンドメディア・サイトから飛ばす】

自社で保有するサイト内にLINE公式アカウントの友だち登録を促すポップアップを表示させるためのコードを埋め込んだり、ブログのフッターに誘導する文章やリンクを記載したり、メルマガのフッターに追記することでユーザーが簡単に友だち登録をすることが出来ます。

こちらもほぼ費用がかからない施策になります。

【友だち限定キャンペーンの企画】

こちらは見かけることも多い、「友だち追加すると3000円分の商品があたる!」「LINEポイント1万ポイント当たる!」等、友だち追加をすることへインセンティブを設定した企画を作成し、告知する方法です。報酬がある分ユーザーの参加率が高いことが特徴です。

費用は企画の規模によって大きく左右してきます。

例:カゴメ株式会社

LINEのオプション機能で獲得

ここからはLINE社が提供している、「友だち」獲得に有効な機能を紹介していきます。

LINEプロモーションスタンプ

こちらは最近見かけることの多い、公式アカウントを友だち登録するとスタンプがダウンロード出来るというサービスです。
スタンプがダウンロードできるというインセンティブがあるため、有名企業のある程度知名度のあるキャラクターであれば、数十万人の友だちを一気に獲得することができます。気軽に友だち追加をしてもらいやすく、多くの友だちの獲得が見込めます。
その分費用も高く、1000万円~となっているので、大企業向けの施策です。
( LINEスタンプについての詳細は以下の記事にて詳しくご紹介しています。 )

LINE mini app(ミニアプリ)

LINEミニアプリとは、2020年から本格的に登場してきた、LINE公式アカウントとは別の、LINE上から開けるWebアプリです。
LINEミニアプリでは、アプリの利用時に自動的に公式アカウントの友だち追加を行う機能をつけることもできます。

実際に、歯科のホワイトニングブランド「WE care」のミニアプリでは、サービス初回利用時にLINE公式アカウントの友だち追加を促す画面とLINE ID連携を促す画面が自動で表示される仕組みになっています。

LINEミニアプリ自体はLINEのホーム画面からサービス画面に遷移する必要があり、ユーザーに見つけてもらいにくいです。LINE公式アカウントを追加してもらえば、プッシュ通知等を通してユーザーとサービスの接点を保ち続けられますよね。そういった意味でもLINEミニアプリの友だち追加機能が利便性が高いといえます。
費用は、 公式アカウントの費用と別にLINEミニアプリの開発費がかかります。
(LINEミニアプリについては下記の記事をご覧ください)

LINEログイン

LINEログインはLINEのアカウント情報を利用してwebサイトや企業サービスにログインできる、所謂ソーシャルログインの一つです。

LINEログインで会員登録をすると、自動的にLINE公式アカウントへの友だち登録が完了する仕組みになっています。

例えば女性向けファッションブランドのOLIVE DE OLIVEでは、公式通販サイトにて会員登録を行う際に、LINEと連携することが出来ます。LINEに連携すると、LINEに登録してある情報が企業側に提供され、ユーザーも簡単に会員登録することが出来るというメリットがあります。

開発費用はベンダーによって異なりますが、100万円程度を見ておけばよいでしょう。

LINE Pay

あまり知られていませんが、LINE Pay決済でも友だちを増やすことが出来ます。LINE Payには「友だち追加機能」が付いています。その機能は、LINE Pay決済を行ったユーザーに対して自動でLINE公式アカウントの友だち追加を促すことが可能です。

LINE Pay 据置端末(LINEのレジ)を導入している場合は追加費用なしでLINE Payの「友だち追加機能」を利用することが出来ます。
現在LINE Pay決済を導入している方は、 「友だち追加機能」 を設定することを忘れないようにしましょう。

LINE Call API

LINE Call APIは2つの機能で構成されています。
そのうちの1つの機能を使うと、 ユーザーがコールセンターに電話をかけた場合、その電話番号にLINE公式アカウントから、メッセージを送ることができます。主にコールセンターで電話を待たせる代わりにチャットで対応する目的で使われますが、ユーザーはもちろん公式アカウントを友だち追加することができます。
電話システム(CTI)側の開発も必要になるので、導入費用はLINE社に支払うオプション利用料とシステムベンダーに支払う開発費があるので、ケースバイケースです。
目安として、開発費用で数百万円/月額数十万円オーダーになります。

LINE Business Guideより引用

LINEビーコン

お店などに設置されたビーコン(発信機)を通じて、ユーザーが入店した際にクーポンや限定セール情報等のコンテンツを配信できるサービスです。

最近では自動販売機にも搭載されており、利用したことのある方も多いと思います。この機能は友だち獲得が簡単に行えるだけでなく、消費者の購入データを分析し、マーケティングに役立てることも出来ます。

LINEビーコンの実施可否は個別審査になりますが、ローソン・ユニクロ・キリンビバレッジなど、導入企業を見るとナショナルクライアントを対象にしている施策です。

【番外編】LINE公式アカウントを開設する前に気を付けたいこと

3種類のアカウントの違い

LINE for Businessより引用

LINEアカウントには「プレミアムアカウント」、「認証済みアカウント」、「未認証アカウント」の3種類が存在します。

まずプレミアムアカウントというのは緑のバッチが付与されているアカウントで、規模の大きい企業や芸能人のアカウントがここに分類されています。スタンプの配布機能はこの公式アカウントにならないと利用できません。

2つ目の認証済みアカウントは青のバッジが付与されているアカウントで、LINEの審査を通過したアカウントのことです。承認されるとLINEアプリ内のアカウント検索結果に表示されるようになるため、未認証アカウントに比べ友だちを増やしやすいというメリットがあります。

ランニングコストは未認証アカウントと変わらないので、法人アカウントでしたら申請することをお勧めします。

検索されやすくなるプレミアムID

通常LINE公式アカウントを開設すると英数字がランダムに羅列された「ベーシックID」が付与されます。
別途費用を払うことで任意の文字列に変更ができるため、自社名・サービス名をIDにすることでユーザーに覚えられやすく、検索もされやすくなります。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
LINEの公式アカウントは開設するだけではなく、その後如何にして友だちを集めるかが重要になってくるということがお分かり頂けたと思います。

自社で可能な施策を行うことはもちろん、更なる友だち獲得のためにLINEオプション機能の利用も検討してみてください。
オプション機能の多くは、LINEパートナー限定の審査制のものが多いです。

弊社サイシードはLINEテクノロジーパートナーですので、「これから公式アカウントを作りたいけど、うちにはどの機能が必要かわからない」や「こんな機能を追加したいんだけど出来る?」等、簡単な疑問でもお気軽にご相談ください!

今回の記事が友だち獲得の参考になれば幸いです。

サイシード
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
こちらのフォームから、「『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」をDLいただけます!
LINE公式アカウントは、もはやメッセージ配信ツールに留まらず、アプリ開発プラットフォームに進化しています。
ユーザーにダウンロードされない自社アプリよりも、LINEアカウント上でアプリ開発を行う企業が増えているので、その事例をぜひ参考にしてみてください。
『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集DLページ

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