LINE Mini app(ラインミニアプリ)とは?5つの機能と対象業界を最速解説!最新活事例もご紹介します

最終更新日:2020年2月4日
このブログは、LINEを活用したAIソリューションを提供する、
LINE公式パートナーの株式会社サイシードが作成しています。
最新の事例や企業での活用方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

代表 中村
こんにちは。サイシード代表の中村です。
先日とうとう高校の同級生から「なんで結婚しないの?」「子供かわいいのに」というマウンティングを受けました。
ただ「相手がいないだけ」なのですが…
とはいえ、どうすれば結婚できるのか、自分が結婚するのに必要な検討事項を誰かにリストアップしてもらい、粛々とそれを実行したいものです。
さて、今回はアプリ業界を揺るがす可能性のある『LINE Mini app』という新しいサービスについて紹介していきます。
また、記事の最後では「2020年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」をプレゼントいたしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

2019年6月27日に行われたLINE CONFERENCEにて、「LINE Mini app」という新たなサービスが搭載されることが発表されました。
そのニュースを受け、以下のような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?

  • ユーザー/企業にどのようなメリットがあるサービスなのか?
  • 具体的にどんな機能があるのか?
  • 今後どう活用していけばいいのか?

この記事では、LINE Mini appに関する詳細な情報を集めている方のために、メリットや機能をわかりやすく、手短にお伝えします!

LINE Mini app(ラインミニアプリ)とは

2019年6月27日に行われたLINE CONFERENCEにて、LINE公式アカウントにアプリ機能を搭載できる新サービス、「LINE Mini app」が発表されました。
サービスの具体的な導入時期は未発表ですが、2019年秋にはソフトローンチ、翌年春には本格的にローンチされる予定です。
LINE公式アカウント自体の詳しい機能・導入事例について興味のある方は、ぜひこちらの記事をご覧になってください。

LINE Mini appには、どのような目的があるのでしょうか?
それは、小規模店舗向けにコストもプログラミング技術も必要なく、有用な機能を使えるようにするためです。
現在、LINE社はLINE公式アカウントの開発・運用をサポートするLINEアカウントコネクトという企業向けサービスを提供しており、企業はそれを利用してLINE公式アカウントに様々な機能を持たせることができます。

LINEアカウントコネクトは、もちろん自社開発で追加することも可能ですが、基本的にはLINEの認定するパートナーに開発への依頼がおすすめです。また、その場合は数百万円程度の開発費がかかることもあります。

そこで、小規模店舗でよく利用される5つの機能に限定して管理画面からプログラミングレスで簡単に利用できるようにしたのが、LINE Mini appです。

Mini app(ミニアプリ)が注目される理由

LINEもサービスを開始したMini app(ミニアプリ)とは、いったいどのような代物なのでしょうか?まずは、多くの企業が注目する理由をご説明します。
最近では、カスタマーサービスの一環として、自社サイトのほかにメンバーズカードやクーポン配信などの機能を持たせた企業独自のアプリを開発する傾向が強まっています。

そして、このような少なくない開発費をかけたアプリをユーザーに使ってもらうために、さらに宣伝コストをかける企業も多いです。

しかし現状、ユーザーはダウンロードする手間やスマホの容量が減ることを気にするため、アプリはなかなか使ってもらえません。

そこで、多くのユーザーが日常的に使用するプラットフォームアプリの中で、アプリの機能を提供できるMini app(ミニアプリ)が注目を集めています。
Mini app(ミニアプリ)は、アプリのようにダウンロードする必要がないため、ユーザーに使ってもらえやすいという特徴を持っているからです。

また、日常的に利用するアプリの中で企業が提供する各種機能(予約・購買等)を利用できるため、ユーザーは別途個人情報を登録する必要なく、簡単に機能を使うことが出来ます。

代表 中村
調査によると、ユーザーの平均アプリインストール数は15個程度で、そのうち殆どは大企業が手掛ける人気・有名な「定番アプリ」で占められています。
また、多くのアプリをDLしているしているユーザーも、ゲームやカメラアプリなど特定のジャンルに偏っている場合が多いんですよ。この事も、ユーザーにDLされやすいミニアプリが注目を集める背景になっています。

Mini app(ミニアプリ)とアプリの違い

そもそも、Mini app(ミニアプリ)と通常のアプリの違いはどこにあるのでしょうか?
それは、アプリストアからダウンロードする必要がないことです。

私たちは普段、知人と連絡を取るためのアプリ、旅館の検索や予約をするアプリ、各ブランドの服を比較して購入できるアプリ、など様々なアプリを使っていますよね。

こうした企業が開発したアプリは、アプリストアからダウンロードしなくてはいけませんが、Mini app(ミニアプリ)ではその必要がありません。
日常的に使うLINEやFacebookなどのプラットフォーム上で、企業で開発するアプリと同じような機能を利用することができるのです。

また、高度なプログラミングスキルがなくともアプリ機能の追加・編集ができるという点もMini app(ミニアプリ)が注目される理由の一つです。

LINE Mini appを使うメリット

Mini app(ミニアプリ)の概要や背景がわかったところで、この記事をご覧になっている皆様が関心を抱いているのは、「LINE Mini appを使うとどんなメリットがあるのか」ですよね。大きく二つご紹介します。

  • ユーザー側
    最大のメリットは ダウンロード不要なことです。
    そもそも、 ユーザーにとっては、アプリをダウンロードするという手順そのものがハードルになります。
    一方、LINE Mini appであれば企業の公式LINEアカウントをともだち追加するだけで機能を利用できるため、圧倒的にハードルが低くなります。
  • 企業側
    主なメリットは開発費が安いことです。
    一般的に自社アプリの開発は数百万~数千万かかるため、小規模な店舗が手を出すことが難しいです。LINE Mini appは、LINE公式アカウントの利用料のみで活用できると考えられるため、ほぼ開発費なしでアプリ機能を搭載することが出来ます。
    (具体的な料金体系はまだ発表されていませんが、LINE公式アカウントのアカウント費用だけで、追加費用無しで利用できると推測されます)

5つのメイン機能

今回発表されたLINE Mini appには5つのメイン機能があります。
それぞれが店舗にとって便利で重要な機能なので、その詳細について1つずつご説明していきます。

クーポン機能

発表時の正式名称はcoupon機能です。LINE Mini app上で使用できるクーポン・抽選が作成できます。作成したクーポンや抽選はメッセージ・タイムライン等で配信・投稿が可能です。ともだち追加してくれたユーザーにクーポンを配布することで、再来店を促すことが出来ます。

予約機能

正式名称はreservation機能です。LINE Mini app上に予約フォームを設置することが可能になります。ユーザーは、時間・日付を選択するだけでLINE上で簡単に予約ができます。
企業が予約機能を持ちたいと考えた場合、これまでは外部の予約システムを利用する必要がありましたが、LINE Mini appを導入することでLINEの管理画面上で予約管理を行うことができるようになります。

LINE公式アカウントでプッシュ配信をしたあと、LINE Mini appを使ってすぐに予約してもらう、というような、ユーザーが離脱しにくいサービス設計が実現できるのではないでしょうか。

通知機能

発表時の正式名称はnotification機能です。LINE Mini app上で予約された顧客の要件に対し、自動的にプッシュ通知をしてリマインドします。
例えば、アパレル店では衣類の販売以外に、裾直しなどの補正を承ることがありますよね。
今までは「引換番号」が記された紙を渡されることが多かったところ、この通知機能を使えばお預かり完了や仕上がり時間のリマインドを、公式アカウントを通じてプッシュ通知することができます。

支払い機能

発表時の正式名称はpayment機能です。ユーザーはLINE payでの決済を通して、商品やサービスをLINE上で簡単に購入できるようになります。

この支払い機能が新しいところは、「オフラインのサービスをスマホで決済できる」という点です。今までは、例えば飲食店では、レジに直接赴いてクレジットカード/現金等の手段を選び、支払っていました。この機能を使うと、そのようなオフラインのサービスであっても、LINEpayを利用したスマホでの決済が可能になります。

会員カード機能

発表時の正式名称はmembership card機能です。商品購入・来店などの特典として付与するポイントをLINE上で発行・管理できます。ユーザーは、紙のポイントカードとは異なり会計時に財布などから出し入れする必要がなく、スマートフォンからLINEアプリ経由でショップポイントを取得することが出来ます。

ミニアプリの活用でメリットを得やすい業界

新しい機能がどのような利便性を持っているのか分かったところで、次に気になるのは具体的にどの業界で活用できるのか、だと思います。
LINE Mini appは「オフラインでプレイヤーが比較的小規模」な企業に適しているため、下記の業界が主な事業社として想定されています。

  • 飲食店
  • ファッションブランド
  • 美容院
  • レジャー施設

例えば、飲食店であれば来店したお客さんに自社のLINE公式アカウントを友だち追加してもらい、その後Mini appの機能を用いてクーポンを配布したり、予約を促したりすることができます。

代表 中村
キャンペーン等でユーザーにLINEポイントを付与したり、「よくある質問」では対応しきれない複雑な質問にも対処したり等、Minn appにはないさらに高度なカスタマーサポートをしたい場合は、ベンダーの協力が必要となります。その際は、弊社で対応できるのでお気軽にお問い合わせください。

【最新】Mini app(ミニアプリ)活用事例

さて、次はミニアプリの最新活用事例をご紹介します。
ミニアプリを使う際は、LINE公式アカウントの「ホーム」から「サービス」をタップすると見つけることが出来ますよ。

ジョルダン(乗り換え案内サービス)

ジョルダンは2019年秋頃からLINE上で利用可能な乗り換え案内サービスを提供しています。駅から駅までの経路を検索できる点はアプリと変わりませんが、ミニアプリでは検索結果をすぐにLINE上の友だちにシェア出来る機能が追加されています。

シェアの方法は検索した経路をそのまま伝える「そのままシェア」とシェアされたユーザーが出発地を自分で設定し直して再検索できる「待ち合わせシェア」の2通りがあります。

例えば相手の到着時間に合わせた自分の出発時間を検索したい場合、この「待ち合わせシェア」は非常に便利ですね。

乗り換え案内はもともと友人・知人にシェアされることが多いので、LINE内への搭載は非常にユーザーのニーズを掴む施策といえるのではないでしょうか。

Developers.IO Cafe(飲食モバイルオーダー)

Developers.IO CAFEは、完全キャッシュレスの体験型カフェです。
元々は専用アプリ上でドリンク&食事の事前モバイルオーダーやウォークスルー(レジ決済が必要ない決済システム)といったコンテンツを提供していたのですが、LINE上でもその機能が利用できるようになりました。

今までもモバイルオーダー機能を搭載したLINE公式アカウントは存在しましたが、飲み物に特化したものなど選べるメニュー数が少ない傾向にありました。しかし、こちらの事例では選択できる店舗が3店舗ありかつドリンク・食事・デザートなど幅広いジャンルを取り扱っているので、より自由度が高いモバイルオーダーを体験することが出来そうですね。

ルイヴィトン(EC)

ルイ・ヴィトンでは、LINE上で自身の欲しいアイテムやプレゼントしたいアイテムを親しい友だちにシェアできるコンテンツを提供しています。

現状アイテム数は同ブランドに限られ多くはないものの、LINE上でプレゼント用アイテムを探しそのままシェアしたり、反対に自分の欲しいアイテムをLINE上ですぐに共有できるため、誕生日等のイベント時期に重宝しそうですね。

リザービア(美容院)

美容サロン向け予約サービスを展開するリザービアは、同社サービスを利用する「Ash」と「TAYA」という2つのサロンのミニアプリを提供しています。

各ミニアプリ内で、ユーザーは美容サロンのオンライン予約・リマインド通知の受信が可能です。予約する場合は、一般的なポータルサイトと同じように、ホームから「店舗選択→スタッフ選択→メニュー選択→予約日時選択」をタップすることで予約が完了します。
また、予約完了と同時に自動的に予約確認通知がLINE内の「Service Messages」トーク内に送信されます。予約の一日前にはリマインド通知もLINEに送信されるため、ユーザーの事前連絡なしのキャンセルを防止することができます。

ミニアプリ単体でも非常に便利ですが、LINE公式アカウント上でクーポン券を配布して予約に誘導したり、プッシュ通知で地域や年齢別にメッセージを配信する等、今後様々な施策と組み合わせて利便性を高められそうです。

人気アプリのミニアプリ(スーパーアプリ化)の流れ

これまでの内容から、ミニアプリとは「特定のアプリ上で別のアプリを開ける機能」だと理解していただけたかと思います。

そのような、様々なミニアプリの基盤となるような特定アプリ(本記事でいえばLINE)を『スーパーアプリ』と呼ぶことをご存知でしょうか。
スーパーアプリとは、プラットフォームとなるアプリの内にさまざまな機能をもつ統合的なアプリのことを指します。
スーパーアプリは、プラットフォーマーとして機能しユーザーを自社サービスに囲いこむことが可能です。

そのため現在、今回ご紹介したLINEに限らずある一定のユーザー基盤を獲得したアプリは、自身をスーパーアプリ化しようとする動きが広まっています。
その事例を二つご紹介します。

PayPay

一つ目はPayPayの事例です。
PayPayでは、最近アプリ内から利用できる「ミニアプリ」の提供を開始しました。ミニアプリ内では、ユーザーはPayPayアプリ内で加盟店が提供するサービスの予約や商品の注文、支払いなどを行えます。

LINE Mini appと同様、ダウンロードすることなく他種サービスを利用できる、というのがユーザー側のメリットになります。
また、ミニアプリを通してサービスを提供する加盟店にとってのメリットは、「2000万人のPayPayユーザーに対して自社サービスを利用するきっかけを提供できる」点にあります。

最近ではユーザーは容量の減少などを気にしてアプリをダウンロードしにくい傾向にあるので、既に多くのユーザーを獲得しているアプリ上でサービスを展開する、という選択を取る企業も今後増えてくるのではないでしょうか。

このように、「多くのユーザーを獲得した単独のアプリがアプリプラットフォームとしての機能を持ち始める」という、 ある種プラットフォームサービスに対する下克上めいた現象が起きていることは非常に示唆的ですね。

tiktok(抖音)

中国のショート動画共有アプリであるtiktok(抖音)は、アプリ内で利用できるミニプログラム「抖唱」の提供を開始しています。

「抖唱」の主な機能は合唱です。インフルエンサーが合唱用ミュージックビデオ(MV)を「抖唱」に投稿すると、フォロワーはそのMVに自身の声やパフォーマンスを加えて新たな動画を作成、投稿することが可能です。

実は中国では既に各プラットフォームのユーザーの伸びも最終段階を迎えつつあり、むしろユーザー離れが見受けられます。そのため、現在はwechatの「小程序」をはじめ、ITサービス会社が次々にミニプログラム開発に乗り出しているという状況にあります。

中国では、ミニプログラムはもはやITサービス企業が事業を拡大する上で避けて通れない道となっている、といっても過言ではないかもしれません。

ご紹介したこの二つの事例からわかるとおり、ミニプログラムが今後サービス拡大の上での重要な存在になることは確かだといえそうです。

まとめ

いかがでしたか?以下に今回の記事の内容を簡単にまとめました。

LINE Mini appはLINE公式アカウントにアプリ機能を搭載できる新サービス
・ユーザーはアプリのDL不要で、友だち追加するだけで利用できる
今後は「LINE内アプリ」の開発と活用が進んでいく

話の途中でもお伝えしましたが、LINE Mini appを提供する目的は「ユーザーにLINE上でアプリを使うことに慣れてもらう」ことにあります。 この流れが加速すれば、Mini appのような簡素的なものではなく、より複雑でよりアプリ的な機能を持つLINE公式アカウントが登場してくる未来も近いかもしれません。

代表 中村
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
こちらのフォームから、「2020年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」をDLいただけます!
LINE公式アカウントは、もはやメッセージ配信ツールに留まらず、アプリ開発プラットフォームに進化しています。
ユーザーにダウンロードされない自社アプリよりも、LINEアカウント上でアプリ開発を行う企業が増えているので、その事例をぜひ参考にしてみてください。

「2020年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」

「2020年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」

こちらの事例集では、現在「自社アプリよりメリットが大きい」と言われている、LINE内アプリの利用事例について徹底解説しております。
ユーザーのリアルなアプリ利用実態を調査した結果わかった驚きの事実や、LINE内アプリの最新活用例など、これからのLINE公式アカウント開発に役立つ最新の情報を多数盛り込んでいるので、ぜひご覧ください。

LINEについての最新事例や活用方法をご紹介
2020年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集DLページ

現在「自社アプリ開発に比べメリットが大きい」と言われている、LINE内アプリの活用事例集をご紹介した資料です。
LINE上で決済が可能なアカウントや、LIFFを活用して新たなカスタマーサービスを展開した事例など、これからのLINE公式アカウント開発に役立つ最新の情報を多数盛り込んでいます。
資料中で紹介したLINEアカウントをサイシードが作成した場合のコスト感も掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。