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【2022年9月】LINEミニアプリとは?導入事例や開発方法・費用について徹底解説します

最終更新日:2022年9月1日

LINEミニアプリとは、コミュニケーションアプリのLINEの中に存在する、別種のアプリのことを指します。母体となるネイティブアプリ(LINE)とは従属関係にあり、より(規模が)小さいアプリであることから「ミニアプリ」と呼ばれます。LINEミニアプリは皆さんがお使いのスマートフォンから以下の手順で利用可能ですので、ぜひお試しください。

LINEミニアプリのメリットは、利用者側・企業側共にさまざまありますが、大きなものを挙げると下記5つがあります。

  1. 利用者がアプリをダウンロードしなくても使える
  2. およそ9,000万人のLINEユーザーにアプローチできる
  3. クレジットカードや住所など個人情報はLINEに予め登録した情報を再利用できる
  4. iOS/Android双方のOSに1度の開発で対応できるため、アプリ開発費が従来の半額で済む
  5. (将来的には)クロスプラットフォーム開発が可能であり、幅広い属性の利用者にリーチできるようになる

さて、この記事ではLINEミニアプリに関する幅広い情報について、その大枠をご紹介したいと思います。

ミニアプリ開発支援サービスである『Monkey App』を提供し、 LINE公式パートナーでもある弊社サイシードでは、これからミニアプリの導入を検討されている方に向けた情報発信を日々行っております。
少しでもご興味のある方、ミニアプリに関する情報収集がしたい方は、ぜひ下記資料をダウンロードいただき、情報収集に役立てていただければと思います。

2022年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集DLページ
2022年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集DLページ

こちらの事例集では、現在「自社アプリよりメリットが大きい」と言われている、LINE内アプリの利用事例について徹底解説しております。
ユーザーのリアルなアプリ利用実態を調査した結果わかった驚きの事実や、LINE内アプリの最新活用例など、これからのLINE公式アカウント開発に役立つ最新の情報を多数盛り込んでいるので、ぜひご覧ください。

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この記事の目次

LINEミニアプリ(ラインミニアプリ)とは

LINEミニアプリは、2019年6月27日に行われたLINE CONFERENCEにて発表された、LINE公式アカウントにアプリ機能を搭載できる新サービスです。
LINEミニアプリとは公式アカウントとは別のサービスで、『LINE』上からスマホアプリのDL無しに、アプリの機能が利用できるサービスです。
ちなみに、ミニアプリを格納している親アプリは『スーパーアプリ』と呼ばれています。

一部のLINEミニアプリに限って先行リリースされており、 2020年7月から一般に開発申請が開始されました。

Mini app(ミニアプリ)が注目される理由

まずは、多くの企業がMini appに注目する理由をご説明します。

最近では、カスタマーサービスの一環として、メンバーズカードやクーポン配信などの機能を持たせた自社のネイティブアプリを開発する企業が増えています。
そして、開発したアプリをユーザーに使ってもらうために、さらに宣伝コストをかける企業も多いです。

しかし、ユーザーはアプリをダウンロードする手間やスマホの画面が散らかることを気にするため、アプリはなかなか使ってもらえないことが課題になっています。

そういった背景があり、多くのユーザーが日常的に使用するプラットフォームアプリの中で、DLせずにアプリを利用できるMini app(ミニアプリ)が注目を集めています。

Mini app(ミニアプリ)とネイティブアプリの違い

Mini app(ミニアプリ)と通常のネイティブアプリの一番の違いは、アプリストアからダウンロードする必要がないことです。

私たちは普段、知人と連絡を取るためのアプリ、旅館の検索や予約をするアプリ、各ブランドの服を比較して購入できるアプリ、など様々なアプリを使っていますよね。

こうした企業が開発したアプリは、アプリストアからダウンロードしなくてはいけませんが、Mini app(ミニアプリ)ではその必要がありません。
日常的に使うLINEなどのプラットフォーム上で、企業で開発するアプリと同じような機能をDL無しで利用することができるのです。

LINEミニアプリとLINE公式アカウントの違い

LINEミニアプリとLINE公式アカウントは、それぞれ役割が異なります。

1, LINEミニアプリの役割は「サービスの利用」

LINEミニアプリは後述する「サービス」のエリアから、利用することができます。最初に友だち登録が必要なLINE公式アカウントと異なり、通常のWebサイトと同じようにすぐにサービスが利用できます。

「頻繁に使うものではないのでアプリをDLするほどではないが、毎回WEBブラウザから起動するのも面倒」という距離感のアプリを使うのに向いているサービスです。

サービスの利用なので、ユーザーへのメッセージの配信はできません。

2, LINE公式アカウントの役割は「リテンションの獲得」

一方で、LINE公式アカウントは友だちになったユーザーをリピート化し、自社のサービスを何回も使ってもらうことです。

したがって「友だち」追加をしてもらった後がLINE公式アカウントの役割になります。そして、一番強力な武器がメッセージ配信です。チャットボットやメッセージ配信を使って、サービスの利用・商品の購入を促進するのがLINE公式アカウントです。

3, LINEミニアプリとLINE公式アカウントの組み合わせ技

LINEミニアプリとLINE公式アカウントは、どちらもLINEが提供しているLIFF(LINE Front-end Framework)という技術を使って、Webアプリの機能を開発することできます。
なので、LINEミニアプリとLINE公式アカウントを組み合わせることも可能です。鉄板の使い方としては次のとおりです。

  • LINEミニアプリの利用時に、LINE公式アカウントも自動で友だち追加されるように、認証を行う
  • LINE公式アカウントのリッチメニューから、LINEミニアプリが起動できるようにする

LINE公式アカウント自体の詳しい機能・導入事例について興味のある方は、ぜひこちらの記事をご覧になってください。

LINEミニアプリを使うメリット

Mini app(ミニアプリ)の概要や背景がわかったところで、この記事をご覧になっている皆様が関心を抱いているのは、「LINEミニアプリを使うとどんなメリットがあるのか」ですよね。
これを、ユーザー(顧客)側のメリットと企業側のメリットに分けて説明します。

ユーザー(顧客)がLINEミニアプリを使う3つのメリット

1, DL不要でアプリを利用できる

繰り返しになりますが、アプリの機能を利用するのに、ネイティブアプリをDLするということは手間になります。LINEミニアプリであれば利用するアプリを選択するだけで、すぐに利用できます。

2, スマホのホーム画面がスッキリする

ユーザーは自身のスマホのホーム画面には、普段使うモノ以外極力残しておきたくないという心理が働きます。特に一時的に使うためだけにDLしたクーポンアプリは一刻も早く削除したいものです。
LINEミニアプリであれば、全てのアプリがLINEアプリに集約されるので、ホーム画面をスッキリ保っていられます。

代表 松尾
調査によると、ユーザーの平均アプリインストール数は15個程度で、そのうち殆どは大企業が手掛ける人気・有名な「定番アプリ」で占められています。
また、多くのアプリをDLしているしているユーザーも、ゲームやカメラアプリなど特定のジャンルに偏っている場合が多いんですよ。この事も、ユーザーにDLされやすいミニアプリが注目を集める背景になっています。

3, スマホの容量を圧迫しない

ミニアプリはアプリのDLをしない分、スマホの容量を圧迫しません。
中国のスマホメーカーHUAWEIが「Quick App」というスーパーアプリを提供していますが、1GBのストレージでもほぼ無制限にアプリが利用できると紹介しています。

ファーウェイによると1GBのストレージに保存できるAndroidアプリは20前後。これに対してQuick Appなら2000以上の動作が可能とのこと。

https://weekly.ascii.jp/elem/000/004/007/4007051/
Huawei Mobile Facebookページより

企業がLINEミニアプリを使うメリット

ユーザーメリットだけでなく、企業にとってもミニアプリで開発することは大きなメリットがあります。

1, ユーザーに使ってもらいやすい

ユーザーのメリットと表裏一体ですが、LINEミニアプリは利用ハードルが低く削除されにくいので、ユーザーに使ってもらいやすいというのが、一番のメリットです。アプリのアップデートも自動で行われるので、ユーザー側に面倒なアップデート作業を課すこともありません。

2, ユーザーにメッセージ配信しやすい

ネイティブアプリの場合はDL後自発的に削除されたり、一定期間使用しないと自動的に削除されるので、プッシュ配信が届きにくいです。
一方で、LINEミニアプリとLINE公式アカウントを連動させれば、ユーザーに対して圧倒的に読まれやすいLINEのメッセージ配信を行うことが出来ます。

3, 開発費がネイティブアプリの半額程度

ネイティブアプリの場合、iOSとAndroidの両方を開発する必要がありますが、LINEミニアプリの場合LINEプラットフォームに対応するように1つのWebアプリを開発すれば済むので、開発費を約半額に抑えることが出来ます。
また前述のように、アップデートも自動で反映されるので、アジャイルなアプリ開発にも向いています。

4, 課金型のサービスの場合、30%の手数料がかからない

アプリ上で課金をする場合、iOSとAndroidともに売上の30%の手数料がかかりますが、LINEミニアプリの場合それがかかりません。
企業側はクレジットカードでもLINE Payでも、自社で自由に決済手段を設定することが出来ます。(決済事業社が設定する通常の決済手数料はかかります)

LINEミニアプリの最新事例8つ

さて、次はミニアプリの最新事例をご紹介します。

ミニアプリを使う際は、①LINEの「ホーム」から②検索窓をタップし、③遷移先画面の上部にあるカテゴリ欄を右にスクロールすると「サービス」という欄があります。

お好きなミニアプリを見つけたあとは①認証が行われます。②その後出現するポップアップか、画面右上のボタンから「ホームタブに追加」機能を呼び出すことで、③LINEのホーム画面にミニアプリへのショートカットを作成することができます。

補足:
以前はLINEミニアプリは「サービス一覧」から見つけることができましたが、2021年2月からミニアプリが増えたことが理由で、現在は検索機能からのみミニアプリを見つけることができるようになっています。

1, すき家のテイクアウト

弊社サイシードでは、2022年1月に全国牛丼チェーン店のすき家で利用されていたモバイルオーダーアプリのLINEミニアプリ化に貢献しました。

すき家では「すき家公式アプリ」を事前にダウンロードすることで、スマホから商品の注文や決済ができるようになっていました。その機能を丸ごとLINEミニアプリ化することで、すき家の利用者がアプリをダウンロードすることなく、より手軽にモバイルオーダーできるようになりました。

【ミニアプリを実際に利用した所感】
・最寄り店舗までの距離が1m単位でわかるようになっており、住所も表示されるので、営業先など慣れない土地でも使いやすかった
・UIも迷わないデザインになっていて、直感的に注文できた
・支払方法がLINE Payしか選べない点だけ不便を感じた

2, ゴンチャ(Gong cha)

タピオカミルクティーで有名なゴンチャも、LINEミニアプリ経由でモバイルオーダーができます。
また、LINEミニアプリがポイントカードの役割を担っており、モバイルオーダー経由の注文で1ドリンクあたり1ポイントが溜まります(10ポイントで1ドリンクフリー)

【ミニアプリを実際に利用した所感】
・近隣店舗までの距離がミニアプリ上でわからず、注文前に調べる必要がある(パッと思い立った時に注文しづらい)
・PayPayで決済したあとの画面遷移が不安定(白いまま先に進まない場合がある)

3, 松屋テイクアウト

すき家に次いで、松屋もテイクアウト専用のLINEミニアプリをリリースしています。商品の受け取り日時をスムーズに指定できるほか、決済方法も複数の選択肢が用意されており、全体的にクオリティの高さを感じました。

こちらも従来は松屋フーズ公式アプリのダウンロードか、Web上での会員登録が必要でしたが、LINEミニアプリに同機能を移植することで登録作業なしにオーダーできるようになっています。

体裁は「松弁ネット」の体を取っていますが、ミニアプリを経由した松弁ポイントの付与や利用はできないため、その点のみ注意が必要です。

【ミニアプリを実際に利用した所感】
・ハッキリとしたデザインで、何がどこにあるのかわかりやすいUI
・商品も選びやすく、決済方法も豊富でクオリティが高かった

4, スシロー受付/予約

スシローでは2020年6月から店舗予約が可能なLINEミニアプリをリリースしています。ほかのアプリと同様、スシローもインターネットでの来店予約をするためには専用アプリのダウンロードが必要で、容量も大きかったことから、利用開始までのハードルは高くなっていました。

従来版アプリのUI
来店予約に会員登録が必要

同機能をLINEミニアプリ化することで、アプリダウンロードの手間を省くだけでなく、会員登録を含む顧客情報の入力を省くことができるようになりました。より予約へのハードルが下がり、アプリを削除されることもなくなるため、店舗も顧客も双方にメリットがある仕組みとなっています。

【ミニアプリを実際に利用した所感】
・「予約」をするだけの仕組みだからこそ、ほかのどのミニアプリよりも操作がシンプルですぐに目的達成できるようになっていた
・最寄り店舗までの距離が表示されているほか、ポイントカードとしての機能も同梱されており、リピートしたくなるアプリだった

5, 中小企業119

2つ目は、中小企業庁が実施する専門家派遣事業「中小企業119」に対し、LINE公式アカウント上で利用する「専門家用アプリ」を含むWebシステムと、AI搭載のFAQ検索システム『sAI Search(サイサーチ)』を開発・提供し、行政のデジタル化に貢献した事例です。

中小企業119は中小企業の抱える様々な課題に対して、知見を持つ専門家を派遣するサービスです。これまでのシステムでは、サービス利用側の中小企業側に書類の郵送など煩雑な手続きが必要でした。

そこへ今回開発したLINE公式アカウント上で動作する「専門家用アプリ」を取り入れることで、専門家の登録作業や支援報告を行う際の負担を軽減でき、よりスムーズな事業提供が実現できるようになっています。

また、中小企業庁には同事業の利用方法に関する問い合わせが後を絶たず、事務局スタッフへ大きな負担がかかっていた課題も同時にありました。
そこで今回のLINE公式アカウントと合わせて、サイシードのAI搭載型FAQシステムである sAI Search(下記)を導入し、1日あたり1,000回もの件数が利用されるに至っています。

上記施策の結果、これまでのシステムと比較して年間数千万円(サイシード試算)もの運用コスト削減が期待されております。

6, Developers.IO Cafe(飲食モバイルオーダー)

Developers.IO CAFEは、完全キャッシュレスの体験型カフェです。
元々は専用アプリ上でドリンク&食事の事前モバイルオーダーやウォークスルー(レジ決済が必要ない決済システム)といったコンテンツを提供していたのですが、LINE上でもその機能が利用できるようになりました。

今までもモバイルオーダー機能を搭載したLINE公式アカウントは存在しましたが、飲み物に特化したものなど選べるメニュー数が少ない傾向にありました。しかし、こちらの事例では選択できる店舗が3店舗ありかつドリンク・食事・デザートなど幅広いジャンルを取り扱っているので、より自由度が高いモバイルオーダーを体験することが出来そうですね。

7, ルイヴィトン(EC)

ルイ・ヴィトンでは、LINE上で自身の欲しいアイテムやプレゼントしたいアイテムを親しい友だちにシェアできるコンテンツを提供しています。

現状アイテム数は同ブランドに限られ多くはないものの、LINE上でプレゼント用アイテムを探しそのままシェアしたり、反対に自分の欲しいアイテムをLINE上ですぐに共有できるため、誕生日等のイベント時期に重宝しそうですね。

8, リザービア(美容院)

美容サロン向け予約サービスを展開するリザービアは、同社サービスを利用する「Ash」と「TAYA」という2つのサロンのミニアプリを提供しています。

美容サロンのオンライン予約・リマインド通知の受信が可能です。予約する場合は一般的なポータルサイトと同じです。「店舗選択→スタッフ選択→メニュー選択→予約日時選択」をタップすることで予約が完了します。

また、予約完了と同時に予約確認通知が自動でLINE内の「Service Messages」トーク内に送信されます。予約の一日前にはリマインド通知もLINEに送信されるため、ユーザーの事前連絡なしのキャンセルを防止することができます。

ミニアプリ単体でも非常に便利ですが、LINE公式アカウント上でクーポン券を配布して予約に誘導したり、プッシュ通知で地域や年齢別にメッセージを配信する等、今後様々な施策と組み合わせて利便性を高められそうです。

【ミニアプリを実際に利用した所感】
・LINEに通知が来ることが非常に便利(gmailなどメールだとすぐに埋もれる)
・予約前日のリマインド通知がなぜかメールにきて、LINEには来なかった

その他LINEミニアプリと相性が良いサービス

中国ではLINEのようなチャットツールとしてwechatが日常的に使われています。そして、LINEミニアプリに対応するWeChatミニプログラムが日本に比べて3年ほど進んでおり、日常生活に浸透しています。

WeChatミニプログラムの事例を参考にすれば、今後日本でも成功しやすいLINEミニアプリがわかるかと思います。こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

LINEミニアプリの開発に関する情報

次に、LINEミニアプリを開発をする際に必要となる、開発可能なベンダーと開発費用の目安について紹介します。

1, LINEミニアプリの開発が可能なベンダー

LINEミニアプリは、2020年6月まで一部のLINE公式パートナー企業のみが先行事例として開発・提供可能でした。2020年7月からは、LINE社がエントリー窓口を開設しており、 LINE公式パートナーを通さない形でもLINE社の審査を通れば開発することが可能です。

LINEミニアプリ エントリー窓口

ただ現実的にはパートナー経由でしか使えない機能があったり、開発自体も複雑なため、 LINE Biz Partnerに依頼することをおすすめします。LINE Biz Partnerにはいくつか種類があり、実際の開発や自社ツールの提供を主に行うのが『Technology Partner』です。

開発したいアプリがある場合は、まずパートナー企業に相談してみましょう。弊社サイシードもLINE社から認められたTechnology Partnerですので、LINEミニアプリやLINE公式アカウントにご興味がある方であれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

LINEテクノロジーパートナー一覧

2, LINEミニアプリの開発費用

LINEミニアプリの開発費は、通常のネイティブアプリ(スマホアプリ)を開発する場合と同じ程度です。ただし、ネイティブアプリがiOSとAndroidでそれぞれ開発費が発生するのに対し、LINEミニアプリの場合は1つ開発すればどちらのOSにも対応できるので、両OSに対してアプリ開発する場合と比べると開発費用を大幅に抑えることができます。

もちろん要件によっても大きく上下しますが、具体的な開発費用としては、

  • シンプルなアプリで300~500万円程度
  • データ連携や複雑なロジックが必要な場合は500~1500万円程度

以上が弊社が扱う案件のボリュームゾーンになります。

様々なケースでの弊社の開発費用例については、DL資料の「2022年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」で紹介していますので、ぜひDLして参考にしてみてくださいね。

ミニアプリの今後の展望

人気アプリのスーパーアプリ化が進む

ミニアプリとは「特定のアプリ上で別のアプリを開ける機能」だと理解していただけたかと思います。

そのような、様々なミニアプリの基盤となるような特定アプリ(本記事でいえばLINE)を『スーパーアプリ』と呼ぶことをご存知でしょうか。
スーパーアプリとは、プラットフォームとなるアプリの内にさまざまな機能をもつ統合的なアプリのことを指します。
スーパーアプリは、プラットフォーマーとして機能しユーザーを自社サービスに囲いこむことが可能です。
そのため現在、今回ご紹介したLINEに限らずある一定のユーザー基盤を獲得したアプリは、自身をスーパーアプリ化しようとする動きが広まっています。
その事例を4つ紹介します。

PayPay

一つ目はPayPayの事例です。
PayPayでは、最近アプリ内から利用できる「ミニアプリ」の提供を開始しました。ミニアプリ内では、ユーザーはPayPayアプリ内で加盟店が提供するサービスの予約や商品の注文、支払いなどを行えます。

現在はソフトバンクグループが運営する『DiDiタクシー』『PayPayモール』が主なミニアプリですが、今後は他のサービスも増えていくでしょう。
PayPayミニアプリについては、こちらの記事で詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。

d払い

ドコモはd払いアプリのスーパーアプリ化を進めています。
こちらもタクシー配車のJapan Taxiとコミュニティサイクル(赤い電動自転車)が利用できるようになっています。

au PAY

ソフトバンク(Paypay)とドコモが進めているので、当然auもau PAYのスーパーアプリ構想を打ち出しています。特に金融面でのサービスを充実させ差別化を計ろうとしています。
ただ、金融を扱うためか最初の会員登録がかなり面倒なのと、まだまともにミニアプリの提供ができていないので、かなり苦戦しそうな印象です。

tiktok(抖音)

中国のショート動画共有アプリであるtiktok(抖音)は、アプリ内で利用できるミニプログラム「抖唱」の提供を開始しています。

「抖唱」の主な機能は合唱です。インフルエンサーが合唱用ミュージックビデオ(MV)を「抖唱」に投稿すると、フォロワーはそのMVに自身の声やパフォーマンスを加えて新たな動画を作成、投稿することが可能です。

実は中国では既に各プラットフォームのユーザーの伸びも最終段階を迎えつつあり、むしろユーザー離れが見受けられます。そのため、現在はwechatの「小程序」をはじめ、ITサービス会社が次々にミニプログラム開発に乗り出しているという状況にあります。
中国では、ミニプログラムはもはやITサービス企業が事業を拡大する上で避けて通れない道となっている、といっても過言ではないかもしれません。

代表 松尾
このように、「多くのユーザーを獲得した単独のアプリがアプリプラットフォームとしての機能を持ち始める」という現象が起こっています。
もしかすると我々はAppleとGoogleという既存の巨大プラットフォームが転換点を迎えている時代に立ち会っているのかと思うと、感慨深いですね。

LINEミニアプリの今後の展望

最後に、LINEミニアプリの今後の展望について推測していきます。
記事冒頭で紹介したLINEカンファレンスでのプレゼン内容から考えると、ユーザーに日常的に使われるサービスにしていくために、(LINE社は主に飲食店や美容室を想定して、)小規模店舗でよく利用される5つの機能については、管理画面からプログラミングレスで簡単に利用できるようなサービスを開発していくと考えられます。
こちらのカンファレンスで紹介された5つの機能について紹介します。

クーポン機能

発表時の名称はcoupon機能です。LINEミニアプリ上で使用できるクーポン・抽選が作成できます。作成したクーポンや抽選はメッセージ・タイムライン等で配信・投稿が可能です。ともだち追加してくれたユーザーにクーポンを配布することで、再来店を促すことが出来ます。

予約機能

名称はreservation機能です。LINEミニアプリ上に予約フォームを設置することが可能になります。ユーザーは、時間・日付を選択するだけでLINE上で簡単に予約ができます。
企業が予約機能を持ちたいと考えた場合、これまでは外部の予約システムを利用する必要がありましたが、LINEミニアプリを導入することでLINEの管理画面上で予約管理を行うことができるようになります。
LINE公式アカウントでプッシュ配信をしたあと、LINEミニアプリを使ってすぐに予約してもらう、というような、ユーザーが離脱しにくいサービス設計が実現できるのではないでしょうか。

通知機能

名称はnotification機能です。LINEミニアプリ上で予約された顧客の要件に対し、自動的にプッシュ通知をしてリマインドします。
例えば、アパレル店では衣類の販売以外に、裾直しなどの補正を承ることがありますよね。
今までは「引換番号」が記された紙を渡されることが多かったところ、この通知機能を使えばお預かり完了や仕上がり時間のリマインドを、公式アカウントを通じてプッシュ通知することができます。
このnotification機能は既に実装されており、ミニアプリでアクションした控えやリマインドなどの通知は「Service Message」という1つのLINE公式アカウントに集約されて届きます。

支払い機能

発表時の名称はpayment機能です。ユーザーはLINE payでの決済を通して、商品やサービスをLINE上で簡単に購入できるようになります。

この支払い機能が新しいところは、「オフラインのサービスをスマホで決済できる」という点です。今までは、例えば飲食店では、レジに直接赴いてクレジットカード/現金等の手段を選び、支払っていました。この機能を使うと、そのようなオフラインのサービスであっても、LINEpayを利用したスマホでの決済が可能になります。

会員カード機能

発表時の名称はmembership card機能です。商品購入・来店などの特典として付与するポイントをLINE上で発行・管理できます。ユーザーは、紙のポイントカードとは異なり会計時に財布などから出し入れする必要がなく、スマートフォンからLINEアプリ経由でショップポイントを取得することが出来ます。

まとめ

いかがでしたか?以下に今回の記事の内容を簡単にまとめました。

・LINEミニアプリはLINEからアプリを起動できる新しいサービス
・ユーザーはアプリのDL不要で、友だち追加するだけで利用できる
・ 今後は多くの企業でLINEミニアプリの開発と活用が進んでいく

話の途中でもお伝えしましたが、LINEミニアプリを開発する場合は、LINE公式パートナー経由で行う必要があります。
弊社では、LINE公式アカウント/LINEミニアプリの豊富な開発実績と、Wechatミニプログラムのノウハウを保持しています。
現在アプリ開発を検討されている方は、お気軽にご相談ください。

代表 松尾
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
こちらのフォームから、「2022年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集」をDLいただけます!
LINE公式アカウントは、もはやメッセージ配信ツールに留まらず、アプリ開発プラットフォームに進化しています。
ユーザーにダウンロードされない自社アプリよりも、LINEアカウント上でアプリ開発を行う企業が増えているので、その事例をぜひ参考にしてみてください。
2022年度版『LINEで動くWebアプリ』最新開発事例集DLページ

現在「自社アプリ開発に比べメリットが大きい」と言われている、LINE内アプリの活用事例集をご紹介した資料です。
LINE上で決済が可能なアカウントや、LIFFを活用して新たなカスタマーサービスを展開した事例など、これからのLINE公式アカウント開発に役立つ最新の情報を多数盛り込んでいます。
資料中で紹介したLINEアカウントをサイシードが作成した場合のコスト感も掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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この記事をかいた人

東京大学工学部および同大学院工学系研究科修了。マッキンゼー&カンパニーでM&Aや製造業での成長戦略のコンサルティングを経験。2015年に株式会社サイシードを創業。

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