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WeChatミニプログラム(微信小程序)の使い方を解説!日本企業の活用事例もご紹介します

最終更新日:2019年2月25日

このブログはwechatミニプログラムやLINEミニアプリを開発する株式会社サイシードが作成しています。最新の事例や企業での活用方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

サイシード
こんにちは、サイシードの松尾です。
ラーメン屋でメニューと食べ方の説明をして仲良くなった中国人女性2人組とWeChatで連絡先を交換したのですが、一向に返信が来ません。
wifiが繋がらないだけだど、未だに信じております。
さて、今回はそんな中国では当たり前に使われている、WeChatミニプログラムの使い方から活用方法までご紹介します!
また、記事の最後では「『wechatミニプログラム』最新開発事例集」をプレゼントいたしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

中国人に人気のSNS「WeChat(微信)」。その中で、WeChatミニプログラム(微信小程序)と呼ばれるツールが注目を集めています。今回は、このWeChatミニプログラムの「使い方」に焦点を当ててわかりやすく解説していきます。

この記事の目次

WeChatミニプログラム(微信小程序)とは?

WeChatミニプログラムとは「WeChat内で動く小さなアプリ」といえます。アプリのようにダウンロードする必要がなく、手軽に利用できる点が特徴的です。

その手軽さがユーザーに受け、既にWeChatミニプログラム利用ユーザー数は6億人、一日当たりのアクティブユーザー数は2.3億人を超えているんですよ(2019年1月時点)。

最近ではLINE社がLINE Mini App(ラインミニアプリ)の提供を開始したりと、日本でもミニプログラムに注目が集まっています。

WeChatミニプログラムの使い方

従来型のアプリであれば都度ダウンロードする必要がありますが、ミニプログラムは親元となるアプリ以外のダウンロードが必要がありません。

WeChatのミニプログラムに入るには一般的に以下の方法があります。

  • WeChatユーザー同士のシェア
  • 各企業の公式アカウント
  • WeChatシステム内からの発見
  • プルダウンタスク
  • リンク
  • 検索
  • お知らせ

今回はこの中でも最もオーソドックスな「WeChatシステム内からの発見」での使い方をご紹介していきます。

step1:ミニプログラムを表示させる

WeChatのミニプログラムを利用するには、WeChat内の「発見」というタブを開きます。通常であればここに「ミニプログラム」タブが表示され検索することができます。

しかし、一度もミニプログラムを利用したことがない場合、ここに「ミニプログラム」タブが表示されません。そのため、初めて利用する場合は事前に適当なミニプログラムのQRコードをスキャンする必要があります。

step2:ミニプログラムを検索する

ミニプログラムタブを表示できたら早速検索してみましょう。
ミニプログラムは大きく分けてサービス系、ゲーム系の2つのタイプがあります。

  • サービス系

サービス系は主にECです。スマホ上で商品の閲覧、購入などを行うことが出来ます。WeChatミニプログム内だけで閲覧から購入まで完結するのでユーザーにとって利便性が高いです。

  • ゲーム系

ゲーム系は文字通りゲームです。後程ご紹介しますが「跳一跳」というミニゲームが中国で大ブームとなり、WeChatミニプログラムの火付け役となりました。

試しに、検索タブに「富士」と入力すると、検索結果に富士急ハイランドのミニプログラムが表示されます。あとはタップするだけでミニプログラムを利用することが出来ますよ。

WeChatミニプログラムの活用事例

ここからは、実際に企業がどのようにWeChatミニプログラムを活用しているのかご紹介します。

空港免税店(サービス系)

テレビ東京の子会社であるテレビ東京ダイレクトは羽田空港と提携し、免税品の事前予約と空港内での受け渡しができるミニプログラムを提供しています。

WeChatミニプログラム上で事前予約・空港内受け取りをすることで、免税店のレジに並ばなくてもよいので、時間の短縮が可能です。

さらに、免税品を販売している店舗ごとに行なっていた免税手続きを一回に集約することができるためユーザーはストレスなく買い物をすることができます。

これを受けて、JR東日本物流、JR東日本リテールネット、東京モノレールの4社が同様にミニプログラムから免税品の事前予約と羽田空港国際線ビル駅での受け取りができるサービスを開始しました。

富士急ハイランド(サービス系)

前章でご紹介した富士急ハイランドのミニプログラムでは、WeChat上でオンラインチケットが購入することが出来ます。

オンラインチケットがあれば当日チケットブースに並ぶ必要がないため、ユーザーにとって利便性が高いサービスといえますね。

また、富士急ハイランドではミニプログラムだけでなくWeChat payも全面的に導入しています。その結果、外国人入園者のうち、7〜8割を中国人観光客が占めるまでになっています。
このように、WeChatは中国人にとって不可欠なツールとなっているので、訪日中国人観光客向けのインバウンド施策には非常に有効的な施策だといえますね。

跳一跳(ゲーム系)

中国で人気のミニプログラム「跳一跳」はミニプログラムの認知を加速させたゲームです。
画面をタップしてキャラクターをジャンプさせ、となりのブロックまで移動させるという単純なゲームですが、1日のユーザーは約1億人と言われていました。

ゲーム系のミニアプリは利益上のメリットが少ないのでは、と思われる方もいると思いますが、このミニアプリは企業の広告としても機能していました。
実際に、上述したNIKEはかつてこのゲーム内の広告枠を購入したといいます。その金額はおよそ5日間で2000万元(3.4億円)にも上りました。

このように、ゲーム系ミニプログラムであってもユーザーから人気を博せば、企業の広告枠として活用することも可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はWeChatミニプログラムの使い方について紹介しました。
ユーザー数10億以上のWeChatが力をいれて展開しているミニプログラムは、今後日本でもより注目を集めていくことが予想できます。今後もwhechatミニプログラムの動向に注目しましょう。

サイシード
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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