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2大ビジネスチャットアプリを徹底比較!自社に合うツールはどれ?

2大ビジネスチャットアプリを徹底比較!

最終更新日:2022年7月5日
このブログはAIを活用したチャットボット『sAI Chat』を提供する、株式会社サイシードが作成しています。
最新の事例や企業での活用方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

ビジネスにおいて、作業の効率化というのは大きな課題となっています。社内のツールとして従来のメールや電話がメインの職場は、一人ひとりへの返信作業を含めると作業効率がよいとはいえません。

そこで社内でのコミュニケーションを円滑にするために、余計な前置きがなく、レスポンスも早いチャットアプリが益々注目されるようになっています。
チャットアプリとは、気軽にメッセージやファイルを添付できるメッセンジャーアプリです。LINEのように会話口調でメッセージを送れますし、参加メンバー全員にリアルタイムな情報を共有できるので、だれかが投稿すればそのデータや情報をメンバー全員が把握することができます。
また、その投稿について返信する際も、メンバー全員とコミュニケーションが図れるので、スピーディーな連絡を取ることが可能といえます。

今回は、チャットアプリの導入をお考えのみなさんに、有名2大ベンダー+その他のアプリの特徴、メリットから実際の活用方法、導入時の注意点までまとめてご紹介いたいします!また、記事の最後では「『チャットボットベンダー』徹底比較集」をプレゼントいたしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

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この記事の目次

チャットアプリ導入の効果

チャットアプリを使用するにあたって気になるのが、どのような効率化が図れてコスト面を削減できるのかというところでしょう。次にチャットアプリの導入前後の業務やコスト面の比較をしていきます。

メリット

チャットアプリ導入前はメールや電話が連絡手段のメインツールという職場だと、メールの送受信、担当者ごとの返信確認、さらにそれをまた返信するという繰り返しになります。CCを使って一度に送信することはできても、自分が担当でないとメールの開封も面倒に感じて既読率が低くなり、社内での意思疎通ができていないといえるでしょう。
チャットアプリを導入すると、一つの議題や課題についてリアルタイムな情報を共有でき、メンバーの意見を反映しやすくなるのでコミュニケーションが浸透しやすく、意思決定スピードがUPしていきます。企画書や議事録の作成など、チャットアプリ上でタスク管理することができ、やり忘れや伝え忘れを防ぐことができます。また、電話での応対によって本来の業務が妨げられることも防げます。
コスト面では、打ち合わせにかかる時間、電話応対の時間、メールのやり取りに関する時間を削減できます。チャットアプリを導入することによって、本来やり遂げる業務内容に集中することができるので、時間外労働の削減にもつながります。

デメリット

一方で、チャットアプリにもデメリットが存在しています。チャットが便利になることで対面上のコミュニケーションがなくなると感じる年配の方も少なくありません。チャットアプリを導入することで、世代間の感覚にズレが生じ、コミュニケーションが悪化する可能性も考えられます。
また、気軽に投稿できて情報が共有しやすいということは、情報量の多さを意味していますので、大切な情報を見落としてしまい、後から探すのに苦労するということもありえます。さらに、メンバーも複数人参加できるので、情報量の多さも含めて大切な資料やデータをチャット上で共有していますから、適切に権限を分けるなどセキュリティ対策は万全にする必要があります。

2大ベンダー徹底比較:Chatwork


チャットワークは日本発として2000年に創業し、ビジネスチャットアプリを提供しています。2018年までに20万社が導入するなど、個人事業主から大手企業まで国内企業での導入実績が豊富です。

Chatworkの機能

チャットワークでできることを以下にまとめてみます。

・社外とも連携可能なグループチャット
複数名が一度に参加してメッセージやファイルを共有することができます。プロジェクト単位や部署間でチャットを展開でき、LINEのスタンプ機能やメールの絵文字など、機能が充実して楽しくチャットすることが可能です。返信機能があるので、固有のメッセージに対しての返信なのか確認しやすくなっています。また、社外の人とも連絡を取り合うことができますので、メールでの連絡が多くなると堅苦しいメッセージが毎回必要ですが、チャットワークだと簡単に一言だけで済む場合も多くなります。

・タスク機能
プロジェクト単位や部署間でチャットを行っていると、その過程でタスク(やるべきこと)が発生するときがあります。例えばプロジェクトの企画書や会議の議事録など、担当や提出期限を決めてタスク管理を行えます。忘れたくない仕事内容をタスク化しておけば、メンバー間で共通して認識することが可能といえるでしょう。タスクが完了すると、他のメンバーにも通知されるようになっています。

・ビデオ・音声通話機能
チャットワークにはビデオ通話と音声通話機能があります。ただ文字を打つチャット機能だけでは文字が多くなることもありますし、相手に伝えるのが難しい案件もあります。そのような場合には電話やスカイプに切り替えたりするよりも、チャットワーク上ですぐに通話できるので非常に便利です。また、複数人でのビデオ通話が可能となっていますので、遠方であってもテレビ会議を行うことが可能となります。

料金体系

機能制限はありますが、無料プランは存在しています。
Chatworkは毎月0円・400円・500円・800円のプランがあり、ビジネスタイプの500円プランでは年間契約をすると417円と2ヵ月間お得な料金となっています。

2大ベンダー徹底比較:Slack

Slackは2013年にアメリカで開発され、エンジニア間のコミュニケーションツールに着目していました。2014年に正式リリースされてからは瞬く間に人気を博し、2018年までに600万人ものユーザー数を誇っています。

Slackの機能

Slackでできることを以下にまとめていきます。

・300種におよぶ外部サービスと連携
Slackではグーグルやフェイスブック、ツイッターといった一般の方にも馴染みのある外部サービスと連携を図れます。その数は300種類におよび、データやファイルの共有、ビデオチャットツールの連携や位置情報機能の共有などが可能です。

 簡単な例で説明すると、グーグルのカレンダー機能に大事な会議や打ち合わせの日時を登録していると、Slack上でも通知がくるようになります。Slackは外部サービスやアプリと連携を図ることで業務効率を上げる効果が期待できます。

・プログラム言語を共有するsnippet機能
エンジニア向けですが、プログラム言語を打ち込んでコードを選択すると、コードが色づけされてインデントも自動で表示されます。これによって見やすくなり、他のエンジニアと連絡を取り合うときもコミュニケーションが図りやすくなっています。

・高度な検索機能
Slackはチャンネルに投稿されたすべてのメッセージに対して検索が可能で、過去の事例を調べたい場合や検索内容がこれまでにどのような過程があったのかを調べやすくなっています。

・日本語化に対応
Slackはアメリカ発ということもあって、これまでに完全日本語対応はされておらず、その情報が拡散されて英語が苦手な人が敬遠していることも少なくありません。しかし、2017年11月に日本語化に対応されるようになりました。これを受けて、プロジェクト単位や部署間でチャットツールを分けていたとしても、会社内でSlackに統一することが可能となっています。

料金体系

機能制限はありますが無料プランが存在しています。
Slackは毎月0円・850円・1600円と3つのプランから成り立っています。850円と1600円は年払いでの月額となっています。料金だけを比較するとチャットワークのほうが安く感じますので、少数メンバーで運営するならチャットワークのほうがお得といえるでしょう。

2大ベンダー徹底比較:判断基準

ChatworkとSlackのどちらを利用するかという問題になりますが、これは利用する側の仕事内容によって変わってきます。Chatworkは国内で生まれたサービスですので使いやすさは抜群ですが、Slackは外部サービスの連携が多くて世界中でユーザー数が増えていっています。自身の仕事内容とそれぞれのチャットアプリの機能を比較してみていくほうがいいでしょう。
例えば・・・
タスク管理機能や国内ユーザーが多いChatworkは、

・取引先が国内企業中心で、外部の人とよくコミュニケーションを図る場合
・自分でタスクを行う人や依頼する人も期日を決めて取り決める業務が多い場合
・確実に一つのプロジェクトを完遂する目的でチャットアプリを導入する場合
に適していると言えます。

対して、開発者向けで海外サービスとの連携が取りやすいSlackは、

・自身がエンジニアやグロースハッカーなどIT関連の場合
・連携できる外部サービスを多く利用している場合

に適していると言えます。

あなたが見逃しているかもしれないチャットアプリ3つと比較

2大チャットアプリを紹介してきましたが、他にも見逃しているチャットアプリが存在しています。次に代表的な3つのチャットアプリをみていきましょう。

Microsoft Teams


マイクロソフトが提供するチャットアプリです。メッセージ機能やビデオ通話でオンライン会議はもちろん、プロジェクト管理やファイルの共有や共同編集も可能です。wordやexcelといったofficeアプリケーションを使用することができ、プロジェクトの事前にファイルを共有できるので、企画からスムーズなやりとりができます。3つのプランで、年額プランで月額540円・900円・1360円から成り立っています。

Googleハングアウトチャット(G suite)

グーグルが提供するチャットサービスです。Gメールやスプレッドシート、ドキュメント、カレンダーといった多くのユーザーが愛用しているグーグルの機能と連携しています。チャットルームを開設してプロジェクト単位で管理することが可能ですし、メールと電話で24時間サポートを行っているのも特徴です。3つのプランがあり、600円・1200円・3000円から成り立っています(600円のみ年間契約で月額500円)。

ONETEAM

ビジネスチャットツールはコミュニケーションを図ることで、業務効率化につなげていますが、複数メンバーとのチャットになると、論点からずれた会話になることもあります。そこでONETEAM はコミュニケーションツールとしてではなく、ビジネスの課題を解決するという概念(トピック)をもっています。
このトピックを作成しておき、これに直接コメントを追記していくので、共通の意識を持って課題に解決するという姿勢が生まれていきます。4つのプランがあり、年額プランの月額料金はチームユーザー数によって変化し、4950円(5名~10名)・11700円(11~20名)・17550円(21~30名)とチームのユーザー数によって変化していきます。31名以上は別料金体制になっています。

ビジネスチャットは『チャットボット』と連携してさらに高機能に!

各種ビジネスチャットは、各アカウントをチャットボットと連携することが出来ます。

例えば、総務・人事・情シスのヘルプデスク窓口をチャットボットにすることで、写真から寄せられる質問の大部分に自動で対応することが可能になります。その結果、問い合わせ対応に割かなければいけない社員数を、大幅に削減することができます。

チャットボットについての概要や基礎知識はこちらの記事をご参照ください。

弊社サイシードでは、自社開発のAIチャットボット『sAI Chat』を使用して、社内問い合わせ対応の効率化サービスを提供しております。
気になる方はぜひお問い合わせくださいね。

まとめ

サイシード
いかがでしたか?今回はチャットボットの導入を検討している方に向けて「オススメのチャットボット紹介」をお届けしました。お役に立てたら幸いです。
長々とした説明になってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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ベンダー比較・検討する際の参考として、ぜひご活用くださいね。
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こちらの比較集では、数多あるチャットボットベンダーを自社開発AI/OEM型AI/人工無脳に分類し、それぞれのメリットとデメリットを解説しています。 さらに、自社開発AIについては各社の導入事例を元に定量的な性能評価を行っているので、チャットボット導入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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